1/13の、夫と母の会話

 

「ひつじお義母さん、私は 誰でしょう?」・・・(夫)

「〇さん」・・・(ひつじ母 ハハ)

「はい、そうですね。では、ひつじさんと〇さん=ボクの関係は?」

「いとこ?」

「いえ、親子です」・・・(夫)

「へえ~」

「ひつじさんは、親ですか? 子ですか?」・・・(夫)

「子ども」・・・(母)

「私は親ですか?では、親の言うことをよく聞きましょうね」・・・(夫)

「はーい」・・・(ひつじ母)

 

12/31 大晦日

 

◆2019/12/29   8:09 富士山バッチリ!

 

◆12/30(月)は小雨が降っていました。寒い寒い。

 

◆12/31(火)大晦日

2019/12/31  ポカポカ暖かくて、富士山が見えない

霞んで霞んで・・・でも・・・見えるような・・・

上の画像を加工してみると、うっすら見えています。

 

朝からずっと家の窓、全開してますが、全然寒くない。

うそみたいに暖かい大晦日。風がない。

外も20℃くらいあります。

こういう大晦日は楽だなぁ、助かるなぁ。

 

午後には北風強くなり、寒くなるとのこと。

急激な気温の低下に、皆様、お気をつけください。

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午後は、すごい強風が吹いています。

寒い寒い!

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「お義母さん、今日は12月31日ですよ」

「はい」

「12月31日は、なんて呼ばれてるか、知ってますか?」

「・・・」

「ヒントはおお・・・おおみ・・・このあと、なんでしょう?」

「おおみや」

「それは、ここですね。12月31日は、おおみそかですよ」

「おおみそか」

「はい、よくできました」

 

山も強風、地上も強風。

2019/12/31   17:07

17:17

月もきれいです。

今年もいろいろありがとうございました!

風邪に気をつけて、どうぞ、よいお年をお迎えください。

 

12月6日朝日新聞より 鎌田實さんの講演(一部)

 

朝日新聞 2019年12月6日(金)朝刊、朝日教育会議より

一部、そのまま載せます。

 

信頼関係つくり症状改善、在宅ケアの魅力

◆東北の医療 心と技量で担う

基調講演、諏訪中央病院名誉院長 鎌田 實さん

 

1974年に東京の大学を卒業し、長野県茅野市(ちのし)にある

諏訪中央病院に赴任しました。八ヶ岳(やつがたけ)山麓にある

総合病院で、医師は当時4人しかいませんでした。でも、医師の

いない困っている所へ行くことに自分の人生の意味があると考え

ました。

 医師が足りないので、都会の大学病院と同じことをしてもかな

いません。東京の病院にない魅力を作らなければいけない。僕た

ちは、地域医療にこだわりました。

 政府はいま、往診や訪問介護を受けながら住み慣れた地域で

暮らせるよう、地域包括ケアのシステムを作りなさいと呼びか

けています。(途中省略)

 

在宅ケアを広げて急場をしのごうとしているわけです。

 地域包括ケアという言葉を、偶然にも僕は30年ほど前から使

ってきました。でもそれはもっと魅力的な意味です。いち早く

取り組んだのは、「施設を建てるよりもお金がかからないから」

ではなく、「在宅ケアに魅力があるから」です。

(途中省略)

 

「健康で長生きするためには、野菜やたんぱく質をしっかりと

り、生きがいを持つこと。そして、筋肉を動かして「貯筋」す

ることが大切です。

そのため、一貫して続けてきたのが「健康づくり運動」です。

かつて長野県は脳卒中が多発する県でした。脳卒中で倒れたお

年寄りを、お嫁さんが休み間もなく介護し続ける姿を目の当た

りにし、「倒れないお手伝いをすることが大切ではないか」と

感じました。

そこで年間約80か所の公民館を回りました。手間暇かけて住民

の生活習慣や意識を変えることで、その後、長野県の平均寿命

は日本一になりました。

 在宅ケアや健康づくり運動のように、他ではあまりやってい

ないことを続けていると、次第に評判になります。そのうち日

本中の医学生が研修に来るようになりました。現在、諏訪中央

病院には約100人の医師がいます。

 僕たちはつい、神の手を持つような名医を探そうとします。

しかし、本当に大事なのは良医です。

病気だけでなく、心の相談、家族の相談まで聞いてくれるよう

な良医を、徐々にでも東北の地で育てていくことが大切だと思

います。

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別に東北でなくても、「埼玉の地で」と書いても、あてはまる

ことだなぁ・・・と私は思います。

 

鎌田先生は、2020年 2月3日 さいたま市大宮区で開催の、

埼玉県主催の講演会の講師に来てくださいます。

私たちだん・だんスタッフは、ご案内で、会場の外か中か?

どこかに立っておりますので、またお会いしましょう。

 

12/27 バナナに負けた

 

◆夫と、私の母の会話

「お義母さん、もうベッドに戻りましょう」・・・(夫)

「はい」 ・・・(可愛らしい声を出す母)

先週から、夫は車いすからベッド、ベッドから車いすへの

移乗を一日一回はやってくれる(ようになった)。

技術的にはちょっと力づくという感じではあるが・・・

いつか、自分の腰を痛めるよ・・・というやり方ではある

が私を気遣ってか、やってくれるようになった。

 

夫がいつもやってくれるのは、私より頻繁に、優しく母に

声がけしてくれること。それだけでもありがたいと思って

ます。

 

車いすを押すことをたま~にやってくれる時もあるけど、

他の介護っぽいことは・・・うーん、ほとんどしたこと

ないよね。

 

母の全介助4年目にして、夫はやっと手伝おうという気に

なった(みたいだ)。

先日、私がこのブログで介護者をねぎらってほしい・・・

介護者を尊重してほしい・・・みたいな切実なお願いを書

いたからかな?本当のことは分からない。

でも、手伝ってくれることはとてもありがたい。

だから、

技術はともかく、やってくれる気持ちが嬉しい。感謝。

技術は、訪問リハビリの療法士さんに今度、直接教えてい

ただきましょう。

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さて、

車イスから母をベッドへ移乗した夫が、母に話しかけた。

「お義母さん、今、やさしくしたのは誰ですか?」・・・(夫)

「先生」・・・(母)

(夫は)自分の名を言ってほしかったのに・・・

「え?それは誰ですか?」・・・(夫)

「すみた先生」

「それは、小学校の先生ですか?」・・・(夫)

「???」  ・・・(母・・・答えられない)

 

母の頭の中、昔のことも忘れてしまったようだ。

すみた先生という人がいたのだろう。でも、いつの先生か

母も忘れてしまった。

自分の親の名前も、兄弟姉妹の名前もすっかり忘れてしま

った。もちろん、私の名前なんかしょっちゅう忘れてて、

先日は「しいたけ」に負けた。(笑)

・・・で、昨日は「バナナ」に負けた。

 

つまり・・・娘の名前は忘れたけれど、今さっき見せた

り食べたりした椎茸やバナナの名前は覚えていた。

だから、わたくし、バナナやしいたけに負けた。(笑)

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◆訪問看護のヘイゾーさんが午後4時半に来た。

外は薄暗~い。

 

「今日は仕事納めなので道路がすごくすいていたので30分

も早く着いたわ。ひつじさん、こんばんは~!」

「おこしてください」・・・四肢麻痺、起きることも立つ

こともできない母・・・3年前から自分が起きあがれない

ことを忘れて、こう言った。

「おこしてください」

「起きたいのですか?」・・・(ヘイゾーさん)

「はい。もう かえります」・・・(うちの母)

「帰るんですか?」

「はい、かえります」

「ああ、たそがれ云々だね」・・・(たそがれ症候群のこ

とね・・・とヘイゾーさん)

「お義母さん、どこに帰るの?」・・・(私)

「家」

「どこの家?」・・・(私)

「すぐそこにある 家」

「お母さん、ここ、何県だと思ってる?」

「しまねけん」

「ああ、ここ、島根県なの」

「おこして、いえに かえる」

「家ってどこの?」

「あそこの」

「どこよ」

「・・・」

「実家ってことばも、忘れたの?」

「そう、じっか」

「お母さんの実家にだれがいるの?」

「だれも いないけど・・・」

「だれもいないけど、帰るの?」

「そう・・・おこして」

「起こしてあげるけど、私は夕食作るのに忙しいから

自分一人で帰ってね」

「はい」

 

ベッドに端座位(たんざい)にさせたら、もうさっき自

分の言ったことは、きれいさっぱり忘れている。一人で

座れないから、ぐらぐらしながら、周りで支えてもらい

ながら座っている。「家に帰りたい」は、座るのに精い

っぱいで・・・言わなくなった。

 

しかし、最後に、看護師のヘイゾーさんが「ひつじさん、

それでは良いお年をお迎えください。サヨウナラ」と言

ったら、母も、「わたしも・・・かえります」・・・って。

「ヘイゾーさんを見送ったら帰ろうね」・・・(私)

「はい」

 

看護師さんを(私が)見送って、母の部屋に戻ったら・・

母は、さっき自分が言ったことばを・・・すっかり忘れて

いた。

 

ありがたいわ。忘れてくれて・・・(笑)