2020/5/8 3:23
2020/5/8 7:09
10:20
◆ヘルパーさん 佐賀の巻
だいたい3人のヘルパーさんがわが家に1人ずつ来る。
皆さん、ベテランだ。
最年長のヘルパーさんは、たま~に「訪問記録帳」を
車の中に忘れてくるので、前回から未記帳のものを数
枚、わが家に置いておくこにした。これならいつ来て
もOK、忘れてもOKだね。
どんなことが書かれているか・・・というと、
(介護)サービス実施日、時間、担当者名
体温、
どんなサービスをしたか・・・排泄介助(おむつ)
清潔介助・・・清拭(せいしき)、洗面、更衣
お客様の状態・・・清拭・更衣介助時、介護者様の背後支えに
ご本人がベッド上で座位、自力で腰・背筋伸ばされていました。
(前回のお客様の状態欄には、
ピンポン大の便1コ、ご本人様協力あり、
スムーズにケア行えました。
娘様、座位時に腰を支えてくれました・・・など
ひつじさん、今日はどうですか?
いつもとお変わりありませんか?・・・(ヘルパーさん)
はい・・・(母)
はい、毎日、母は食っちゃ寝、くっちゃねして全然変わ
りません・・・(私)
ヘルパーさん、最後に訪問記録帳に「まさか、くっちゃ
ね、食っちゃねしていますとは書けないわね~」(笑)
さて、ヘルパーさんのお名前はカタカナだ。
「あの~ 〇さんのお名前、本当にカタカナなんですか?
略してカタカナにしているのですか?」
「本名ですよ」
「へー カタカナで書くときれいなお名前ですね。おしゃ
れだわ」
「そうですか、ふふふ」
「名字とマッチして、本名、きれいですね、ホントに」
「そうですか?」
「〇という姓は昨日、日本人のおなまえで取り上げてい
ました。用水路のことだと言ってました。昔は川から水
を引いて、田んぼに入れなくてはいけなくて、今のよう
にポンプがないので、川から用水路に流れるように作っ
た、その取り込み口に家があるのが〇さん=そこは重要
な場所です・・・と言っていました。
「そうですか。でもこの名前、結婚してこうなったのよ。
前は佐賀にいて、△だったのよ。平凡よね」
「ああ、佐賀ですか。じゃあ、ほんとうは鍋島さんでは
ないですか?」
「ギャハハハ・・・鍋島さんか~」 ・・・(ヘルパーさん)
「それとも、島津ではなかったですか?」・・・(私)
「あはは、残念ながら違ったわね~」
◆午後4時~訪問看護
母の、グーしたまま拘縮している手を広げ、薄くワセリンを
塗ったりしている。
右手の腕の皮、ぺらっぺらの皮が上着をはがすと共に剥けて、
血が出て、治療して、治る・・・を繰り返す。
水で患部を洗い、ワセリン塗って、プチプチビニール、ガー
ゼで覆い・・・だいぶ治ったところに、訪問看護師さんが来
て再度ワセリンを薄く延ばしてくれた。
今日は、新しい訪問看護師さんも一緒だ。
このかた、出会ったのは初めてではない。
先日、きりんの庭で草取りの作業中に出会った。
看護師の先輩に車から降ろされて、「中で待ってて」と言
われ、私たち軽く会釈した。彼女は家の中へ入って行った。
そのうち・・・
庭で作業している私に、「他のスタッフは、何時頃来られる
のでしょうか?」と聞いた。
「え? 私はここの利用者の家族なのでわかりませんが、今、
他のスタッフは利用者さんを連れてくる最中だと思いますか
ら、まもなく皆さん来ると思いますよ」
「ああ、そうですか。あなたはスタッフではないのですね。
すみません。スタッフかと思った・・・」
「私はただ単に、ここの庭を勝手にいじらせていただいて
るだけです。紛らわしくてスミマセン」
「いえいえ、ではもう少し待っていましょう」
「先輩看護師さんも、あなたを置きっぱなしにして、仕事
に行ってしまったのね。一人にさせられてそりゃあ可哀そ
うに・・・」と、軽いおしゃべりした人だ。
もう他の家へ訪問看護には行ってるらしい。
そのうち、わが家にも来てくださるのかな。