6/29(月) とんだ勘違いの巻

 

◆ひつじ母(はは)

早朝、ものすごく健康な便・・・ソフトボール大が出ていた

 

◆朝9時半

訪問リハビリ事業所の看護師が3ヶ月に一度訪問する日。

これまでに3回、看護師さんが見えたけど3人とも違う人。

今日のかたも若い看護師さん。

小さいお子さんが喜びそうな可愛い袋に、聴診器や血圧計、

パルスオキシメーターを入れていた。きっとママなんだと

思う。靴が25.5の大きな大きな人だった。

 

「飲み薬を一つも飲んでない」・・・と言うと今回の看護

師さん、びっくりしていた。

「浣腸と、緑内障の目薬だけ処方してもらっています。

家で浣腸する時は、市販のイチジク浣腸。デイサービスで

お願いする時は60mlの医療用の浣腸を渡しています」

 

母の背中とお尻を見て、「わ~、きれいな背中ですね~。

お尻もきれいだわ~」って、なんか、感激しているような

言い方だった。

私は、よその高齢者の背中やお尻の「肌」を見たことがな

いので、(比較したことがないので)分からない。

 

そういえば、ヘルパーさんも言っていた。「ひつじさんは

きれいな背中をしてますね。いつもきれいにしてもらって

いるんですね、幸せですね」・・・と。

「いえいえ、いつもヘルパーさんに綺麗にしてもらってい

るからですよ」・・・(私)

 

看護師さんからの問い「何回も寝がえりをさせてあげてる

のですか?」には、「いいえ」と正直に言い、

「昼間起きて車いすに座る時間が長いのですか?」の問い

には、

「いいえ。昼間は起こしていません。朝と夜だけ起こして

夜は夕食から寝るまで、リビングでテレビを見て過ごして

います。ま、本人が見てるんじゃなくて、私たちが見てる

のを、母は分からなくても一緒に見てるだけですが・・・」

 

「今、娘さんの一番ご心配なことや悩みはなんでしょうか」

 

「わたし、もう3か月間、母をショートステイに預けない

でずっと母を見ています。もうそろそろショートステイ

を利用して休みたい。思い切り気分転換がしたい。

だけど、母のショートステイを新たに引き受けてくれる

ところはない。ケアマネさんは、選ばなければあるには

ある・・・と言ってたけど・・・。

でも、そういう(引き受けてくれる)ところはたぶん、

母みたいにおとなしい寝たきりの人は、ほったらかしで

すよね。4~5日後に母に会ったら、廃用症候群まっし

ぐらになってるような気がする。

たぶん、今の母にとっては、ここの家での生活はすごく

安心して、落ち着いていられるんだと思う。母にはいい

けど、私は休みたいです! そこがつらいところです」

と答えた。

 

看護師さんが帰られてから思ったのですが、

母は何でも食べられる、何でもよく食べることがお肌

に良いのだろうな~と思う。

 

栄養のあるものも、ないものも、固いものも野菜も何

でも食べる。タンパク質も乳製品も食べられるという

のが一番お肌に良いのかな~と思います。だって他に

特別良さそうなことってしてないもの。

 

母の爪はよく伸びる。

毎週爪切りをしてあげるわたし。毎週しないと母の爪

は伸びてしまい、世話するときにこちらが痛い思いを

する。よく食べるから爪も伸びるんだろう。

 

ひつじ母、

胃腸が丈夫でしょ、自分の歯がいっぱいあるでしょ。

口内炎ができない体質でしょ。

そして、今は食っちゃ寝、食っちゃ寝してるでしょ。

認知症の重度だから心配事ひとつもないでしょ。

不安がないでしょ。

だから私より丈夫なの、当たり前よね~。

 

午前10時10分

看護師さんに、申し訳ないけれどこのあと私は歯

医者に行かなくてはいけない・・・ことを告げた。

 

◆10時45分、与野の歯医者さんへ到着

 

 

◆お昼すぎ きりんの庭へ

大いなる勘違いの巻

きりんの庭のアサガオ第一号はもう

花がしぼんでいた。

はやーい! 第一号、もう咲いたんだ。

一度は終わったカーネーションだと思ったが、

わたくしの根性で?希望をもって肥料を巻き、お水

を与えた。花も応えてくれて頑張った、咲いてくれ

た。

だって、わが家のカーネーションは真っ盛りは過ぎ

たけれど、まだつぼみがいっぱいあるもの。

きりんの庭のカーネーションも一旦終わって休息し、

やっと生き返って?咲いてくれた。

カボチャの実・・・あんな高いところに生(な)ってる

ミョウガも出てきた

ゴーヤができていることを・・・初めて知った。

スタッフが教えてくれた。

で・・・

わたくし、すごい勘違いをしていた。

わたし、ヘチマを買ったつもり。

だから、疑わずに、ヘチマがこんなに育ったと思

っていた。

なのに

なんか、キュウリの赤ちゃんがいくつもできていた。

へんだな~

わたし、ヘチマの苗を植えたはずだけど・・・

あれー!!!

葉っぱの陰に・・・キュウリができていた!!

もう食べられる大きさになっていた。

えー!! これ、キュウリだったの??

「緑のカーテン」を作るつもりでゴーヤとヘチマの

苗を植え、アサガオの種を蒔いたけど・・・わたし、

キュウリの葉で「緑のカーテン」作ろうとしてたっ

てことよね。

スタッフの看護師さんの一人はこれがキュウリなの

を知ってました・・・と笑う。

でも、だ~れも、食べられるくらいに育ったキュウ

リが1本あることを知らなかった(みたい)。

皆さん、介護、看護に忙しいからね。

今夜、貴重な初収穫のこのキュウリを使って、明日

用のポテトサラダを作った。皆さんに持って行こう

と思う。

 

梅の木も枯れそうだし、梅の木の下に植えたペチュ

ニアの葉が丸坊主になった。

聞いたら、雨上がりにナメクジがいっぱい木にくっ

ついていた・・・とのこと。

枯れそうな梅の木の下に、花を置くのはやめよう。

明日、プランターに移そう。

さて、ナメクジはどうやって退治したらよいか、

あとでネットで調べよう。

 

◆午後1時半ごろ帰宅

お昼をたべたあと、大宮区役所に電話。

先日、高齢介護課で更新手続きする前に、提出物を

情報なんたら室でコピーした。コピーの最中に、置

いたファイルが、こともあろうにコピー機の裏に落

ちてしもうた・・・。

後ろに人が待っているのに・・・。

 

コピー機の横の机を前にずらし、体を入れてコピー

機の裏に落ちたものを一つ一つ拾う。恥ずかしいけ

ど、コピー機の下も(床に頭がくっつきそうなくら

い下げて覗いた)

だって、大事な資料ばかりあったんだもの・・・。

 

全部そろっていることを確認してファイルを閉じて

カバンに入れ、また机を元の場所に戻す。コピー機

のふたをあげて全部取ったことを確認した。確認し

たつもりだった・・・。

 

高齢介護課は今年、窓口に来てくださいとは書いて

なくて、郵送してください・・・と書いてあった。

だけど私はその直前まで区役所のすぐ近くの東口だ

ん・だんにいたので、だん・だん終了後、さっさと

提出したくて、区役所に寄った。その方が早い。

 

コピーした後、高齢介護課に寄った。

番号札をとったら、(待ってる人はいないので)ま

もなく呼ばれた。

目の前で確認作業をしてくれたけど、結構時間がか

かるんだ・・・と思った。

 

・・・で、わかった。

はは~ん、一人10万円の給付金の提出物も、こうや

って丁寧に確認作業するんだな。

書類の書き方の不備、提出物の不備、いちいちチェッ

クするのは意外と時間がかかるんだな~って思った。

不備が多いと、これまた本当にないか探したり、どこ

どこが不備だと指摘したお手紙を入れなくちゃいけな

いし、大変だな~、すごく時間がかかるだろうな~と

改めて発見したような気分。

 

私の目の前でチェックしてくれてる若いスタッフは、

私が目の前にいたので、ま、緊張感を持って丁寧に

やってくれたけど、意外と時間がかかったし、途中

で向こうの男性のところに確認に行ったりした。

結局は、書類全部確認しました。あとは窓口に来た

あなたの本人確認できるものを見せてください・・

で終わった。

 

家へ帰って、夜、資料を母のところにしまおうと思

ったら、一枚だけコピーした物が足りない。

あああ、コピーしたものを取る前に、ファイルが機

械の裏に落ちてしまい、そっちに気が取られて、コ

ピーしたものを1枚取り忘れてしもうた。

ああ、やんなっちゃう。自分を恥じた。

 

だって、コピー機の裏にはいろんなものが落ちてい

て、知らない資料、知らない写真まで拾ったので、

そばにいたスタッフに、「これ、以前の人の忘れ物

だと思います」・・・と渡した自分がいた。

 

コピーの原稿や、コピーしたものを忘れる人が結構

いるんだ・・・と思った。まさか、自分もその一人

だとは思ってもいなかった。イヤになっちゃうよ。

あああ、わたしも・・・認知症まっしぐら。

 

ま、夜、コピーしたものが無いことに気づいただけ

でも良しとしましょう。その日は金曜日だったので

月曜日に電話しようと思った。

 

本日、区役所に電話したら、「あ、ひょっとして〇

の書類ですね。すぐ後ろの人が届けてくれました。

こちらにありますので、ご都合のよい時に取りにき

てください」

「今日はちょっと無理ですので明日にでも行きます。

スミマセン、よろしくお願いします」

一件落着。

 

(そのあと、夫が散歩するというので、夫に区役所

に寄って、それを持ち帰ってもらうように頼んだ。

私の字で書いたメモを添えて。

そのメモの字と、向こうが保存したコピーの字が一

致するでしょ。一件落着)

 

そのあと、島根の産みの母の特養に電話した。

6月に入って、誤嚥性肺炎で死にそうになった。

そのまま特養で看取ってもらう手はずになっている

ことはちらっと聞いていた。

その後・・・

生きてるか死んでるかさっぱり情報が入ってこない。

思い切って、特養に、丁寧なことばでお願いした。

 

私は3番目の子で、キーパーソンではないし、遠くで

なかなか行かれないし、ましてやこの時期、コロナの

感染者が増え続けている関東からの訪問はダメですよ

ね、お断りですよね。

ですから、お電話で母の様子を教えていただけません

か?

その後、誰からも連絡が来ないのです・・・という内容。

 

私はキーパーソンではないけれど、差しさわりのない

範囲で丁寧に教えてくださった。

母の様子を丁寧に、誠実に教えてくださった。遠くの

人にはオンラインで面会ができます・・・まで。

 

キーパーソンの兄夫婦とそちらのやり取りの通り、よろ

しくお願いします。最期まで母が穏やかに生ききること

ができるようにお願いします。私はこちらで毎日祈って

います、と伝えた。

 

ご心配なら、これからもお電話くださればその時のお母

様の様子をお知らせします。県をまたがない人なら会い

に来てくださって結構です。

 

では、島根の姉が今後も面会に行くのは大丈夫なんです

ね。念を押して確認した。

はい、大丈夫です。

ほんとうはもっといろいろ教えてくださったけれど

ここでは省略します。

 

今度は島根の姉に電話し、特養のスタッフの言葉を

伝えた。

 

◆20分ほど昼寝

 

◆在宅医がやってくる

こちらの母は珍しく、あたま、全開だった。

母なりに(=つまり、認知症重度でありながらも)

いつもより・・・さえていた。

 

いろいろ話したあと、先生に、「先生や看護師さ

んがしているマスクは、夏用の涼しいものなんで

すか?」

「いえいえ、とんでもない、暑いですよ、ね!」

「ええ、暑いです。はずしたいくらい(笑)」

「そうですか・・・やっぱり暑いですか・・・」

 

◆その後、医者の処方箋(=目薬)を近くの調剤

薬局に出しに行った

 

◆夜、ひつじ母、テレビを見ながら、(たぶん、

見てない。内容がちっともわからないから)

指しゃぶり・・・

 

こらー! ・・・(私)

 

ビクッとするひつじさん。

 

また私が別の作業に集中したら、母、指しゃぶり

 

こらー!

 

ビクッとするひつじさん、

 

この繰り返し。(笑)