この看板に、だんだんのチラシと10月のイベントのチラシを
貼った看板を一緒にくくりつけてみたいね。目立つように・・・
と地上の出入口で、他のスタッフとあれこれ会話していた。
若い女性がその横を通りすぎ、建物の中に入っていった。
3階が美容院だから、あっちのお客さんだよね。
だって、10時ちょうどだからスタッフがギリギリに来るわ
けないよね。
今度は若い男性が建物の中に入っていった。
もう一人のスタッフによると、その若い男性は一瞬立ち止まっ
て私たちを見てから建物の中に入っていったそうだ。でも私は
あの男性も美容院に行く人に違いない・・・と勝手に思った。
ま、このくらいでいいか。次回のことは家で考えましょう。
と、看板を置いてから2階へ戻ると・・・
あれ? あれれ?
あの若い男性は・・・学生さんより年上だけど若々しい方は
だん・だんの席に座って、スタッフSさんと明るくおしゃべ
りしていた。
あれれ、さっき会いましたよね。
ほら見なさい、美容院じゃなかった、ここに来たお客さんだった
じゃないの・・・ともう一人のスタッフUさんから笑われた。
スミマセン・・・。若い人が来るような場所じゃないもん、うちの
コーナーは・・・。介護者支援カフェだもん、若向きじゃないもん。
あ~んな若い男性介護者がいるかぁ??
だけど・・・
そういえば、先々週も20代の女性(学生さん)が来たっけね。
この男性もネットを見て来たって。ケアラーズカフェだんだんのHP
を見て来たって。
「今日はちょっとどんな所で、どんな人がやってるのか覗きに来た
だけ」・・・と言いながら、2時間半おしゃべりした。
男性のあと、85歳のアキサン(ご主人が52歳で若年性認知症になり、
介護保険のない頃に介護していた方、ご主人が亡くなってから数年
前まで(長い間)認知症家族の会の電話相談員をしていた方)が来
たり、大宮駅西口の地域包括ケアシステムのスタッフが来たりで、
若い男性の相談にのるにふさわしい人たちが・・・その日に限って
タイムリーに来てくれたので、話が弾んで、だん・だん終了時間の
少し前まで、みんなで楽しく話していった。
若い男の人が・・・こういう「親の介護」のことを話せる人、話し
て分かってくれるような人が自分の周りにいない・・・って。
そうだよね~ まだ若いからね~。
今まで「介護」なんか無関心だったけど、僕の周りの友人も「介護」
なんかちっともわかっていない年齢なんですけど・・・身内が突然
変になって初めて「介護」に突入し、戸惑うものなんですね~って
発見したようにおっしゃった。
う~、あなた、優しいわね~。
今日は午前中お休みとって、午後からお仕事だとか。
そうだね、私たちの介護者カフェは平日のたった3時間だからね。
お仕事している人は・・・来られないよね。
ほんとうによく来てくださいました! ありがとうございました!
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埼玉福祉・保育専門学校のパンフレットより
だん・だんのスタッフが載っている写真を数枚掲載します