ひつじ母を覚えてくださっている利用者さん

母がお世話になったデイサービスの庭の手入れをしに時々行っている。

母がスタッフさんにすご~く親切にしてもらったので感謝の気持ちもあるし、自分の趣味でもある。誰からもやれとは言われてない。

今はアサガオのネット(網)を張りに行ったり、下草を取ったりしている。

水曜日は西口だんだんに行くことが多いが、今週水曜日は用事で別の場所へ行った後、そのデイサービスへも寄ってみた。

作業の途中で、「お茶を一緒に飲みましょう。ちょっと休憩しましょう」と誘われ、中に入って利用者さん(よそんちのおばあちゃん)とちょこっとおしゃべりしながら麦茶を飲む。

午後2時過ぎ、向こうの部屋で昼寝していた男性がお気に入りの水分補給飲料を飲んだあと、スタッフさんにゆっくり誘導されてお風呂に入りに行くのが見えた。その男性が「だれか、いるね」と知らない私に気付いたようだ。

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(スタッフ)・・・「ひつじさんの娘さんなんですよ。時々来てお庭のお手入れしてくださってます」

(利用者さん)・・・「ああ、ひつじさんですか」

(ス)・・・「ひつじさん、覚えてますか?」

(利)・・・「覚えてますよ」

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あとからそれを聞いて、わたくしびっくりした。

「え、あのかたは、3年前に亡くなったうちの母を知ってるのですね」

「そうですね、同じ水曜日に利用されていますから、重なったときがあったのでしょう」

「え、あのかた、認知症入っていないんですか?」

「入っていませんよ。頭は確かです」

「えー!そうですかー」

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ひつじ母(はは)を覚えていてくださったのね。

なんだか嬉しい。

ありがとうございます。今度お会いしたらお礼を言おう。