5/13 親不孝介護~距離を取るからうまくいく

今日は雨だったので、『親不孝介護 距離を取るからうまくいく』を読み切った。

少しだけそのまま引用します ↓

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毎週末、都心から埼玉の奥まで親の介護に行く友人がいる。それはよくない。親のためによくない。

「子どもが来てくれるんだったら、他人を頼らなくていいだろう」と思ってしまう。

「子どもが来てくれる日まで、自分がやれることまでやらないでいる・・・」

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「介護=親のそばにいる=親孝行」という強固なイメージを打ち破るだけで、介護はグッと楽になる。

適切な距離を取ることができれば、親の介護のストレスは激減します

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「老いた親が見せる弱さ。

それは子どもを傷つけ、怒らせる」

歳をとれば親は様々な ”情けないところ” を見せるようになる。

当然だ。人間なのだから。だが、子どもは親にいつまでも立派でいてほしい。

近くにいればいるほど、子どもは親の老いに傷つき、怒りを溜めてしまう。

それこそまさに「親孝行の呪(のろ)い」。距離を取るしか解決策はない。

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「親に困ってもらうことが重要です」

これは困ったと。子どもも来てくれんと。

しょうがないから嫌だけど、包括に頼るしかないか考える。これがとても大事なことなんです。

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ケアラーズカフェだん・だんの書籍として購入しておきたい本だわねぇ。

5/13 ハートネットテレビ フクチッチ

「フクチッチとはなんぞや?」・・・何か分からずにEテレにチャンネルを替えた。

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鶴瓶の家族に乾杯は、ゲストによって観るときがある。(BSの番組がつけっぱなしになっていたらそのままBSを観たり、家族に乾杯も好きなゲストなら観るときがある)

鶴瓶さんは、テレビの内容が分からなくなってしまった認知症の母をも笑顔にさせる不思議な人だとは思いますが、私自身はそんなに好きではないので、今日は途中からEテレの「フクチッチ・フクフェッショナル」という番組を初めて見ることにした。「フク」とは福祉のふく・・・なのね。

NHKのEテレの番組紹介のことば ↓ そのまま載せます

発症後できるだけ早く高い負荷をかける“攻めのリハビリ“を行う、沖縄のスゴ腕医師に密着!患者の機能を回復させるための仕事術、そこに込められた思いに迫る。

1991年まで、アメリカの病院へ2年間留学して驚いた。日本では考えられなかった治療。その当時でも手術後24時間以内にリハビリに入るのがアメリカでは普通だった。

これをこいで生き残るか。こがないで死ぬか、どっちか決めてください・・・と言われ、患者はしかたなくこぐ。

日本では安静にさせる。動かさないのが当たり前の時代だった。

今、院長先生は「鬼」と言われようが、どんどんリハビリさせる。患者は厳しいリハビリをやり遂げ、どんどん動けるようになって家に戻っていった。

1日何時間リハビリしてるの?

4時間

少ないな~、1日8時間やろうね

あまりに労わりすぎて、いつまでも安静にさせてはダメと。

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私の友人(=看護師)は、大腿骨骨折して手術した自分の母親にはとにかく自分で動くようにさせる。転んでもいいです。デイサービスの看護師・介護士は見守るだけで手助けしないでください・・・と口を酸っぱくして言っていた。お母様、今では杖をついてはいるがトイレにも行かれる。ゆっくりだが家の中ならどこでも移動できる。

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うちの母も埼玉につれてきた79歳から84歳くらいまでは、時々マンションの階段を家までゆっくり上がらせた。(エレベータはあるが階段を上らせることも週に何度かあった)

もちろん4階ぐらいで1回目の休憩はする。それを見ていたカサブランカねえやや、なでしこねえやは、「私たち、ズッコケさんの母親でなくてよかったわ~!」といつも悪口言っていた。(笑)

母が85歳になって頚髄(けいずい)を損傷して寝たきりになっても、あえていろんなところを動かした。私も汗びっしょりになって母の手足を動かした。だから寝たきりにしては元気で、四肢麻痺(ししまひ)と言われながらも、いつのまにかどこかは少~しだけ動くようになっていた。介護ベッドの柵に片足を乗っけたこともあり、お行儀は悪いのだけど、私としては「おお!少しでも動くようになったかぁ!」と喜んだ。

1回だけ奇跡のようなことが起こった。朝起きて母の部屋へ行ったら、母が介護用のビニール手袋を片方の手にはめていた。その途中を知らない。見てないから。四肢麻痺の人がだよ。手も指も動かせない人がだよ。不思議だー!!

一晩中かけて、口で一生懸命 手袋はめたのかなぁ。

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80過ぎた親に無理強いしたこともあって、私自身、今でも階段は時々上(のぼ)るようにしている。前みたいに一気に上がる必要はない、休憩しながらね。

エレベータの真横に、うちのドアがついているのでついつい誘惑に負けそうになるが、自分に負荷をかけないと(=全部がバリアフリーの所に住んでいると)そのうち足腰絶対に弱ると思って、できるだけ自分に負荷をかけている。

いつまでも自分の行きたいところへは自分一人で行きたい。人の助けなしに。

足腰丈夫でいたいので頑張ります。時々息を切らせながら階段上ってますが、ま、休憩中に遠くの景色を見たり新幹線が通るのを見たり息抜きするのも、また楽し・・・デス。

腰が曲がっていても、自分一人であちこち動ける人はすごいな~と思います。

皆さま、自分の体に少しだけ負荷をかけて行きたい所へ行ける体でいましょうね。

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