4/12 朝日新聞より その3

2024年4月12日の朝日新聞朝刊 くらしより

「能登半島地震 あのとき医師は」

「在宅医として③  まず回復 県外避難を決断」

この記事の中で心に残った部分をそのまま引用します(以下の青字)

紅谷(べにや)さんとは、在宅医療専門の医療法人オレンジ(福井県)の代表(47歳)

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◆石川県輪島市の福祉避難所にいるケアが必要な人を福井県の施設に移す

◆断水が続く輪島の福祉避難所の人たちは活動量が落ち、少しずつ弱ってきていた。

◆病気や障害があっても地域とのつながりがある人は、それがエネルギーになり、強い。地域とのつながりが何より大事」

◆紅谷さんは言う。「風呂やトイレが当たり前に使える環境でエネルギーを回復し、自身で次の選択ができるよう、支えていくのが我々の役割。自分のタイミングで帰りたいところに戻っていただくための支援の形を模索している」

◆高齢化が進み、病気や障害のある人の生活を支える医療やサポートの必要性が増している。災害がおきた時、生活に伴走する医療や福祉の仕組みの必要性も同様だ。

◆「ケアされる人と決めつけ、過剰な介護をすればさらに人は弱っていく。その人の力を維持し引き出すような場がもっと必要だ」

 

4/11 朝日新聞より その2

2024年4月11日の朝日新聞朝刊 くらしより

「能登半島地震 あのとき医師は」

「在宅医として②  福祉避難所でのみとりも」

この記事の中で心に残った部分をそのまま引用します(以下の青字)

紅谷(べにや)さんとは、在宅医療専門の医療法人オレンジ(福井県)の代表(47歳)

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 紅谷(べにや)さんは言う。「人は誰でもが亡くなる。死を遠ざけるというよりも何らかのつながりを持ち、語り合える場で命をまっとうしてほしいという思いだった」

 これまでのようなくらしをするための支援を必要とするお年寄りが多い中、福祉避難所は必要な場所だった。

ただ、断水していてトイレの水は流せない。入浴もない。道路状況が悪いこともあり届く救援物資はおにぎりやパンなど炭水化物が中心。新型コロナなどの感染症は流行を繰り返した。

 広域避難はなかなか進まず、お年寄りは少しずつ弱っていく。「もう少し回復しやすい場所に移せないか」。

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