1/26 西口だんだん

 

日付の順番、逆です。すみません。

 

 

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1月15日(土) 朝日新聞の「読書」コーナーより

『認知症世界の歩き方』 筧(かけい)裕介(著)

(認知症)本人の視点で困り事を学ぶ

 

その中、朝日新聞のおススメの一部をそのまま載せます。

(脳科学者 恩蔵絢子 おんぞうあやこ さんの論評)の

一部をそのまま載せます。

 

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当事者からの「こんな所を知ってほしい」という気持ちが、

ユーモアを持って描かれる。

例えば、「目に見えないものを頭の中で想像できない」た

めに困ること→「冷蔵庫の扉を閉めた途端に中身がわから

なくなる」、

 

「細かい色の差異を識別できない」ために困ること→

「トイレの床も便器も白いと、どこに座ってよいのかわか

らない」など気持ちが紹介されている。

私の母も認知症と診断されて6年だ。生活に楽しみを作ろ

うと、旅行したせっかくのホテルで、母はトイレが難しか

った。

当事者の視点がわかれば、工夫もできる。「認知症の課題

解決は、デザイナーの仕事だ」という筧(かけい)さんの

言葉が印象的だった。「認知症にはなりたくない」と予防

法や治療法だけを考えるのではなく、受け入れ、暮らしや

すくする方法を考えることも必要だ。

人間は、何か問題があるとき、工夫の仕方がわからないと、

いら立ち、拒絶するものである。恐怖や絶望感でなく、た

だ「どうしたの?」と労(いたわ)る気持ちを持てるよう

に、この本は作られたのだと思う。

恩蔵絢子 (おんぞうあやこ、脳科学者)

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