ただ話すこと、それを聞いてもらうこと。

 

再度、山村基毅著 『ルポ 介護独身』より

引用したものを一部ここに載せますね。

 

「介護って、どこまでいっても答えなんてないものだと

思うんですよ。

一人で考え込んだら穴倉に入り込んでしまう。

逃げ道がなくなるんですよね。

一番いいのは、ただ話すこと、それを聞いてもらうこと。

それで孤立の半分は解消されるんじゃないかな」。

そのときの話し相手は、もしかすると家族ではなく他人だか

らこそ、より率直に語れるということもあるかもしれない。