2021/4/29 朝7時ごろ
A:ひつじさん、おはようございます。
ひつじ母:そこにある茶碗を出して。そこにある茶碗を出して
と繰り返す
A:ここに茶碗はありませんよ。
母:そこにある茶碗を出して。
A;何を入れるのですか?
母:茶碗に入れて。みんなに出して。
A:え? え?
(お義母さんには何が見えているのだろう??
いつの時代に戻っているのだろう??)
しばらくして(Aはわざと言う)
A:ひつじさん。みんなは食事をしています。
ひつじさんも食べますか?
母:いらない。
午前7時半
Aと母のやりとりを知らない私が、母の部屋に来て、母の排泄の
世話をしようとしたら、まっさきに母が変なことをしゃべる。
「入れ物が・・・入れ物が・・・むにゃむにゃ。入れ物をとって」
「入れ物って何のこと?」
「入れ物が・・・むにゃむにゃ」
「なに言ってるか、さ~っぱり分かんない」
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「A君、ひつじ母さん何を言ってるの? 入れ物ってなぁに?」
「なにか知らないけど、お腹すいてるんじゃない? さっきから
茶碗がどうのこうのって言ってた。お腹空いてるから食べたいっ
て素直に言えばイイのに。あれだけしゃべれるのに、お腹空いた
って絶対言わないよね。いらないって言うよね」・・・(A)
「そうなの。へんな人だね。さて、このあとご飯にしましょうね」
・・・(私)
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A:ひつじさん、みんなは食べ終わりました。
もう食べるものは残っていません。・・・(わざと言うA)
母:もうないの?
A:そうですよ。さっき食べないって、ひつじさん言ったでしょ。
母:(残念そうな様子)
A:ひつじさん、ボクが誰だかわかりますか?
母:えーさん
A:はい、正解です。じゃあ、ズッコケさんって誰だかわかり
ますか?
母:さっきのかた かな?
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ズッコケ:なぬ? さっきのかた? あの人。娘のことが分か
らなかったのね。それじゃあ、わたしゃ、ただの家政婦か。
ひつじ母さんは、自分はいつも15歳だと思ってるからね。