パジャマを着て寝られない

 

パジャマを着て寝なさいって、夫に言われたことがあるけど・・・

着ないで寝るのが習慣になってしまったわたし。

介護者は

要介護者の動きによって、夜中に何度も起こされたり、追いかけ

たり、要介護者の排泄の失敗などで、夜中でもあちこちの拭き掃

除が始まったり、便や尿のついた服やシーツの下洗いが始まった

り、それがなかなか終わらなくて長引いたり・・・においをどう

しようか・・・と考えたり、終わったら辺りが明るくなっていた

り・・・

いつでも作業ができるようにするため、パジャマを着られない時

期が私にも長い間あった。

夜も作業してへとへとっていう時期があった。

だから、パジャマなんか着てたら、寒くてしょうがない。

介護をする人は、パジャマを着て寝られないんですよ。

 

いつでもスタンバイ・・・

もうすぐ10年目。

 

パジャマを着て寝られるのは、ある程度寝る時間を確保できる

人なんじゃないかな。パジャマを着て寝て、寝られない寝られ

ないって言ってる人は・・・自分では気づかないかもしれない

けど・・・。

夜も要介護者のためにスタンバイしている介護者から見れば、

ベッド(や寝床)で横になって休めるだけ、結構恵まれている

のではないでしょうか。

 

私は今、母が寝たきりになったおかげで、夜ぐっすり寝られる

ようになりました。隣の部屋で、ドタッとかコトッて音がして

も、夜中は行かない。

動くほうの腕が壁にぶつかったな・・・とか、少しだけ動く足

でベッドの柵を蹴飛ばしたな・・・と思うだけ。

 

1/15 今年初めての西口だん・だん

 

今年もよろしくお願いします。

 

西口だん・だんは今日、次から次にお客様がお見えに

なり、スタッフも併せると11人のにぎやかさとなりま

した。

(埼玉県)志木(しき=地名)で、介護者カフェを始

めて5年目になる介護者支援の会の方の見学や、朝日新

聞の取材?もありました。

 

毎日新聞大阪社会部取材班 の本

 

毎日新聞大阪社会部取材班著

『介護殺人・・・追いつめられた家族の告白』より

187ページ

そのまま引用します

「2010年6月ごろ、ケアマネージャーの勧めで

「陽だまりサロン」に初めて顔を出した。

集まっていたのはみんな介護や家事に苦労してい

る男性ばかりだった。

「ここで自分のつらさを打ち明けたら、目の前の

雲が腫れていくように、気持ちがすっとしました

わ。みんなおんなじように苦しんでいる。自分だ

けと違うんやとね」

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260ページ

そして、多くの経験者が口を酸(す)っぱくして言う

ことがある。介護が始まったら、とにかく一人で抱え

込まず、時には手を抜くことが大切だ、ということだ。

 介護は終わりが見えないことが多い。10年、20年と

続くかもしれない。

真夜中に何度も起こされて、睡眠不足になることも珍

しくない。認知症の症状に戸惑ったり、汚物の処理に

嫌気がさしたりして、精神的にも相当な負担となる。

若いころには何でもなかったことも、年齢を重ねると、

疲れやストレスとなってマグマのようにたまってい

ものだ。

心と体が悲鳴をあげているのに、じっとがまんし続け

ていると、いつの間にかうつ状態などになって心を病

んでしまう可能性がある。(途中省略)

毎日がきつくなってきたと感じたら、ショートステイ

などを利用して数日間でいいから「レスパイト」を

ってほしい。

※レスパイト=一時休止、休息

(途中省略)

また、行政や支援団体が主催する介護者の集いなどに

思い切って参加して、抱えていた不満や悩みを打ち明

ければ少しは心が晴れるかもしれない。

 介護者支援をうたった法整備がされておらず、介護

家族の支援策に乏しいのが現状だが、心を砕いて支え

てくれる人はきっと周囲でみつかるはずだ。

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だん・だんスタッフより

そういう大変な介護者を助けるなんてことは、私たちには

できないですが、介護者のお気持ちはだん・だんで、じっ

くりお聴きします。介護者の皆様のほっとできる居場所に

なればいいな~と思っています。

 

1/13の、夫と母の会話

 

「ひつじお義母さん、私は 誰でしょう?」・・・(夫)

「〇さん」・・・(ひつじ母 ハハ)

「はい、そうですね。では、ひつじさんと〇さん=ボクの関係は?」

「いとこ?」

「いえ、親子です」・・・(夫)

「へえ~」

「ひつじさんは、親ですか? 子ですか?」・・・(夫)

「子ども」・・・(母)

「私は親ですか?では、親の言うことをよく聞きましょうね」・・・(夫)

「はーい」・・・(ひつじ母)