12/6 ヘルパーさんに助けられて

 

12月6日(金)午前8時

ヘルパーさん来てくださった。

私が出掛けようと思う日が分かるのか、母・・・なにか

トラブってくれる。今日は大量の便が・・・私の行く手

を阻んだ。背中、上着、ズボン、防水シートもべっちょ

りで・・・わやわやだった。

私一人なら騒いでいた。格闘していた。ヘルパーさんが

来る日でどんなに助かったことでしょう。

 

いつも書いてますが、母は車イスに数時間座ってもあまり

オシッコをしていない。

だから午後10時、(母は普段はリビングでテレビを見る、

寝ようか?と聞くと、まだ見る・・・と言う。だから寝る

のが10時頃になることが多い)、そのあとベッドに移乗し

ておむつ交換の時に、「あら、濡れてない」とか「これだ

け?」と思う。

だったら、おむつ交換しなくてもいいわね~と思わせる。

食べる量は多いから浣腸はしておく。

おむつを二重にしたり、漏れてもよいようにズボン履かせ

た後に、さらに防水シートと体の間に新しい尿取パッドも

差しこんでおく。

準備?予防してても漏れる。大量・大量・大量だから・・。

尿も便もわんさか出ている。

ホント元気だよ、このひとは・・・

 

ヘルパーさんは慰めてくれる。「おしっこ出なくなったら

死ぬんだから・・・元気な証拠ですよ」

「そうかい」

 

バケツをもう1つ買った。

もともとある2つのバケツはヘルパーさんが使うため。

新たに買った1つは、こういうふうに便漏れの衣服と防水

シーツを洗うため。ちょっと買うのが遅すぎたかな。

ヘルパーさんが母の排泄等の世話をしている最中に、私は

母の汚れた衣類を受け取って、洗面所かお風呂でごしごし

洗う。香りのよい固形石鹸でごしごし洗い、周りのにおい

を変えるというか、ごまかす、消したい。

必死で洗う。出掛けたいのに何で仕事を増やすんだ・・・。

 

この日は・・・ズボンは捨てた。腰回りのゴムもビヨンビ

ヨン伸びきっていたので、家用にしていたズボンだ。

ウンコまみれになったら捨てると決めていた。こんなの洗

いたくない・・と捨てた。

 

母の物は・・・安物で充分だと、つくづく思う。

あんなにおしゃれだったのに・・・

人間、歳をとって排泄が自立できなくなるとこうなるんだ

な~ってしみじみ思った。

安いもの、びよーんと伸びるもので、こぎれいにするしか

ないね!

(体が硬かったり、拘縮もあるから、伸びない下着や服は

破けてしまう・・・だから、伸びる下着を重宝してます)

 

きれいに下洗いして洗濯機に放り込めるようになって安心

して出掛けられる。

 

◆介護から逃げる・・・ほんの束の間ですが・・・

介護から逃げないと・・・自分を取り戻せない・・・

 

ホントは仙台に行きたかった。

予定外の洗濯に少し時間を費やしたので、頭に描いてい

た予定はダメになって、一番最初に来た新幹線に乗るこ

とにした。

上越新幹線「とき」が最初に来たので乗った。まあ、ど

こでも受け入れる覚悟はできていた。

「新潟へ行くのかぁ。途中、雪が見られるからそれもい

いかな」

運命を受け入れることにした。

 

大宮から乗ってノンストップ・・・次は新潟。

意外と近い?速いんだ。

ちゃんと家には午後2時に帰ってきた。

 

◆午後5時~ 訪問看護

訪問看護中、母はヘイゾーさんの声を聞きながら、いつの

まにか気持ちよさそうに寝てしまった。

はい、訪問看護は終わりました。