7/10 訪問マッサージ

 

◆訪問マッサージ

きりんの家の和室に、朝から訪問マッサージか訪問リハビリ

の施術師さんが来て、利用者さんの体をほぐしていた。

 

ズッコケはその施術師さんに聞いてみた。

「スミマセン、それは訪問リハビリですか?訪問マッサージ

ですか」

「マッサージです」

「20分やるのですか?40分ですか?」

「20~25分やってます」

「事業所はどちらの場所にあるのですか?」

「東浦和(ひがしうらわ)です」

「そんなに遠くからいらしてるんですか」

「私たちの事業所は越谷(こしがや)やさいたま市を回ります」

「あの~ 大宮の方は回らないですか?」

「行ってますよ」

「大宮の北のほうだと、どこらへんまで回ってますか?」

「そうですね、植竹町(うえたけちょう)の方まで行きます」

 

「そうですか。まさか国道17号しか通らないというのではない

ですよね、あんなに渋滞する道を通ることはしないですよね」

「ボクは脇道を行きます」

「そうですか、抜け道をご存じなんですね。ここの看護師さんは

脇道を教えても返って何がなんだかさっぱり分からなくなる・・・

と国道通ってくるんです。だからいつも渋滞に巻き込まれてしまう」

「そうですか」

「植竹町まで行かれてるんでしたら、うちにも来てもらえそうで

すね、もしよろしければ事業所のお名前とか、教えていただけま

せんか」

「これを利用するには医師の同意書が必要ですよ」

「医師はいつでも同意書を書きますって言ってくれてます」

「今日は毎月発行している小冊子を持ってきてるので、これをご

覧になってください。連絡先はこちらです」

「はい。ありがとうございます。参考にさせていただきます]

 

 

「で、このかたの施術はきりんの家に来てから始めたのですか?

それともご自宅にいた頃から訪問なさっていたのですか?」

「ご自宅にいた時から訪問マッサージに行ってました」

「そうですか、じゃあ馴染みなんですね。きりんの家でも継続し

てやってあげてるってことなんですね」

「はい」

「ありがとうございます。参考になりました」