◆講座のテーマ
「介護する人、される人の、お口の健康を考える!」
◆清水けふ子さんの講話の中で、印象に残った
内容(概要)を記します。
ただし、録音したものではないので厳密には違
いますが、私が覚えている内容でこんなふうに
受け留めたこと=理解したこと=たぶん勝手に
早合点したことも多いとは思いますが、それも
含めて、私にとって印象的だった概要を書きま
すね。
◆ちょっと脱線
お年寄りの部屋を開けたとたん、におうでしょ。
あれは、ほとんど口臭です。
口の中が乾いているから、口臭がすごいんです。
だから、
朝起きたら、まず「うがい」をしましょう。
(させましょう)
ホントは、夜中でもうがいをすると、口の中の
乾きが治まるし、口の中のばい菌が取り除かれ
るのですが・・・。
あと、薬を何種類も飲んでいる人は口の中が渇
くんです。口の中が乾くとますます口臭がすご
くなります。薬を飲んでいる人は、一緒に水も
たくさん飲みましょうね。
起きたら、まず「うがい」
食べる前に「うがい」
食べ終わったら、「うがいと歯磨き」
◆8020 はちまる にいまる
今、80歳で、歯が20本ある人はどのくらいの割合
だと思いますか?
今、50%は自分の歯が20本あるんです。
つまり、80歳以上の人の、2人に1人は、歯が20本
あるんです。意外に多いでしょ。
この20本の歯を守る=歯を健康でいさせるか、どう
か・・・が大切なんです。
◆男の人の寿命がなぜ女の人より短いか
それは、男の人は無口の人が多いでしょ。
しゃべらない人が多いでしょ。
笑わない人も多いでしょ。
つまり、お口の運動、なにもしてないんです。
お口の筋肉がどんどん衰える一方なんです。
だから、そのうち噛む力もなくなって、だん
だん飲み込む力もなくなって、口の中を綺麗
にすることもできず、ばい菌が溜まったり、
寝ている時に自分の唾液も飲み込めなくて、
誤嚥性肺炎で死んでいくのです。
口を動かし、顎(あご)を動かし、口角を広げ
にっこり笑う・・・
たくさんおしゃべりして=つまりお口を使って
口の周りの筋肉を鍛えて、噛む力、飲み込む力
を養いましょう。
金さん銀さんを覚えていますか?
2人はものすごくおしゃべりをして、108歳くら
いまで笑って過ごしました。
100歳を超えても、所得税を払って何に使うの
ですか?と聞かれた時に、「老後に備えます」
と言って、周りをどっと笑わせました。
おしゃべりして笑うってことは、口の筋肉がい
つも鍛えられるんです。
金さん?かな、歯が全然なかったんです。
でもおしゃべりして笑っているから、口の筋肉
があって、飲み込みもできていたんです。ご飯
が食べられたんです。